太陽の首都

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嵐が丘 

嵐が丘 [DVD]
女心と…度 ★★★★★
あらすじ:「嵐が丘」という屋敷の当主に拾われたジプシーの少年ヒースクリフは、当主の娘キャシーと将来を誓い合う。だが成長したキャシーは上流社会への憧れを抱くようになり、リントン家の息子エドガーに求婚される。

エミリー・ブロンテが1847年に発表した小説の映画化(1939)。
監督は「ローマの休日」「ベン・ハー」などで有名なウィリアム・ワイラーで、ローレンス・オリヴィエのハリウッド第一作でもある。
この長編小説はこれまで何度も映画化されており、本作はその中で最も古く、評価も高い。
主役二人の性格がやや大人しかったり、キャシーの娘やヒースクリフの息子などの存在がカットされていたりと原作とは異なる点もあるようだが、俺は原作を読んでいないのでよく分からない。
(正確に言うと小学生の頃読んだ記憶があるが内容はほとんど覚えていない)
たしか原作はヒースクリフの復讐劇だったと思うが、この映画は純愛に昇華しているのが印象的だ。

二人の愛憎劇はなんとも複雑で、見ていてかなりもどかしい。
一途に思い続けるヒースクリフと、見栄と本音の間で揺れ続けるキャシー。
ヒースクリフには子供時代の二人の誓いこそが真実だと語るくせに、良家の息子エドガーに誘われればOKしたり…どっちやねん。
前半の山場は、エドガーからプロポーズされたキャシーが心の迷いを女中のエレンに指摘されるシーン。話を聞き家を飛び出したヒースクリフを追って、豪雨の中思い出の場所で泣き崩れる姿が痛々しい。

そして数年後。
キャシーに振り回されぎみだった前半に代わって後半はヒースクリフのターン。
まずは、エドガーと結婚し円満な家庭を築いていたキャシーの前に突如現れ全然心のこもってない祝辞を投げつける。
そして昔から自分を散々虐げてきたキャシーの兄ヒンドリーには、荒れ果てた嵐が丘を買収する事で報復。
さらにはキャシーの気を引くために、愛してもいないエドガーの妹イザベラと結婚する。
これらをサラリと紳士の振舞いでこなしてしまうあたり恐ろしい。キャシーへの情熱以外はとんでもなく心の冷えた男だ。
なかなか埋まらない二人の距離はラストでようやくゼロになるのだが、ああいう切なく感動的なシーンに仕上げた事で上品にまとまったな。
ペニストン岩を二人の愛のモチーフにしたのも秀逸だし、映像がモノクロなのがかえって嵐が丘に吹き荒れる感情の渦を引き立てていると思う。
愛憎ドロドロ系は苦手な部類だが、クラシックな佇まいのお陰で何とか見れた。「愛の嵐」は無理だ。
[ 2009/01/20 18:24 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)
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