太陽の首都

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苺とチョコレート 

苺とチョコレート
ひたむき度 ★★★★★
あらすじ:恋人に結婚されてしまい、しょげながらひとりチョコレートアイスを食べていた共産主義者の大学生ダビドは、そこでイチゴのアイスを食べるゲイの芸術家ディエゴと知り合う。はじめはディエゴを嫌悪していたダビドだったが、次第に彼のピュアな人間性に惹かれていく…。

ベルリン映画祭で審査員特別賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされたキューバ映画(1993)。
80年代のハバナが舞台になっており、人種や主義・嗜好を超えて二人の人間の友情を描いている。
同性愛に厳しいキューバにおいて、ゲイというだけで疑惑の目で見られ、自分の主張も堂々と言えない事に鬱憤を募らせているディエゴ。
一方、共産主義に燃えつつも昔の彼女への未練が断ち切れず、憂鬱な日々を過ごしているダビド。
そんな二人が偶然出会い、ぶつかり合いながらも次第に絆で結ばれていく様子がごく自然に描かれていて引き込まれた。
飄々としていてつかみ所がなさそうだが情熱的なディエゴと、純粋な反面視野の狭いダビドというタイプの全く違う二人の会話が面白い。
中でも物語の大部分を占めるディエゴのアパートのシーンではディエゴ=先生、ダビド=生徒のような関係が出来上がり、ダビドは自分の書いた小説を指南してもらったりキューバの偉人たちについての話を聞いて学んだりと人間的に成長していくのがよく分かる。

そして俺が一番魅力的だと思ったのはディエゴという人間だ。
言動はオネエっぽいが芸術に対する情熱は本物で、ティータイムにはマリア・カラスの歌声に浸ったり、冷蔵庫にロッコと名付けたりと自分の世界を持っている。
彼の理解者である女性との信頼関係も温かく描かれていて、ユーモアと皮肉の入り混じった彼の言葉は胸を打つものがある。
だからこそ余計に、自分らしく人間らしくひたむきに生きていこうと思っても偏見を持たれるディエゴがやりきれない。
最後、ダビドに本音を打ち明け本当の意味で分かり合う二人の姿は切ないが爽やかな余韻をもたらす。いいなこういうの。
キューバ映画は初めて見たが、これは純粋に人間同士の心の交流を温かく描いた良作。
シンプルで押し付けがましくないところがいい。
キューバで苺は女性、チョコレートは男性を表すというタイトルもビタースウィートな内容にぴったりで印象的だ。
[ 2008/11/23 17:39 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)
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