太陽の首都

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モデル連続殺人! 

モデル連続殺人!
美意識度 ★★★★★
あらすじ:イザベルというファッション・モデルが殺された。やがてイザベルは生前、詳細な日記をつけていた事が判明する。その日記はモデル仲間の手に渡るが、その女性もまた何者かによって殺されてしまう…。

「ジャーロの父」と呼ばれるイタリア人監督、マリオ・バーヴァによるサスペンス(1963)。
ジャーロとは殺人を扱ったイタリア映画のジャンルで、コートに覆面という出で立ちの犯人が美女を残忍な手口で殺していく、というのが特徴として挙げられる。
マカロニ・ウェスタンやイタリアン・ホラーにも通ずる残酷描写に重点が置かれる反面ストーリーは二の次という傾向にあるが、本作はジャーロの先駆的作品なので殺人シーンはまだソフト(当時はショッキングだったのかもしれないが)。
首を締めたり、熱したストーブ(?)に顔を押し付けたり、刺したり、水に沈めたりと色々な方法で美女が殺されていく。
ちなみに殺される際モデル達はなぜか下着姿。ただエロシーンは無いので、B級っぽいタイトルからそういうものを求めた人はガッカリすること間違いなし。

火サスのような愛憎ドロドロ物語で犯人も中盤で明らかになってしまうが、この作品の見どころは監督の美的センスにある。
青や赤を基調とした色使いと陰影、殺されてもなお美しいモデル達。
それを象徴するのがオープニングで、クレジットと共に登場人物が原色のスポットライトに照らし出される。そこに流れる音楽もムーディーで、ここだけ何度も見たくなってしまうほどオシャレだ。
だがこのシーン、特典に入っていたアメリカ版ではなぜか変更されており、マネキンが延々と映し出されるだけになっている。悪くはないがオリジナルの方が数倍いい。
この色使いは劇中でも盛り込まれ、血の赤以上にマネキン、カーテン、バラ、電話など小物の赤が強烈なインパクトを残す。
明かりと暗闇のコントラストや構図の取り方にも撮影出身であるバーヴァのセンスが感じられる。

はっきり言って陳腐なストーリーなので細かい内容は忘れてしまったが、暗闇のなか赤や緑のライトが点滅したり、水死させられたモデルの死体としての美しさ、ラストシーンの揺れる受話器などは印象的だ。
この作風はダリオ・アルジェントに受け継がれ、’77年の「サスペリア」で見事に昇華されている。
こういうイタリア的な色彩感覚あふれる作品、もっと見たいなぁ。
[ 2007/10/18 22:28 ] ホラー/サスペンス | TB(0) | CM(0)
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