
スタイリッシュ度 ★★★★★
あらすじ:ニューヨークからドイツのバレエ寄宿学校に勉強にきた少女スージー。しかし、その学校で謎の殺人事件や怪奇現象が多発していく。
イタリアンホラー界の鬼才ダリオ・アルジェントの名を一躍有名にした傑作ホラー。1977年公開。
この作品の魅力はなんといっても映像美と音楽だ。
青と赤をふんだんに用いたサイケデリックな映像。バレエ学校内も原色でカラフルに彩られ、残酷な殺人シーンでさえ美しい。
暗闇にくっきりと映える光のコントラストや、冷たく揺らめくプールの青も印象的。
そしてイタリアのプログレ・グループ、ゴブリンの奏でる強烈なサウンド。
アフリカの太鼓や人の声を取り入れた凶暴な音が全編通してフルボリュームで鳴り響き、恐怖を煽り神経を逆撫でする。
劇場公開時はサーカム・サウンドという立体音響が用いられ、音が360度駆けめぐりすごい迫力だったそうだ。
色彩と音楽だけでなく演出も際立っている。
とにかく「何かありそう」な雰囲気を作るのが上手い。
冒頭の空港のドアや水が流れる側溝、揺れるカーテンなど何気ないカットにも緊張感を掻き立てられる。
さらに有名なイタズラ演出として、「タクシー運転手の後頭部に人の顔が映る」というのがある。すっかり確認するのを忘れたが、当時は心霊現象だと話題になったとか。
ストーリーはミステリー仕立てのホラー(オカルト風味)となっており、「決して一人では見ないで下さい」(キャッチコピー)という程ではない。
確かにショッキングなシーンもあるが、この映画の本質は全編に漂う独特の雰囲気にあり、残酷描写もそのための要素に過ぎないような気がするな。
いかにもか弱い美少女といったスージー役のジェシカ・ハーパーや頻繁に交わされる女生徒の会話は少女漫画チックで、スージーは不思議の国に迷い込んだアリスのように翻弄される。
クライマックスは案外あっさりと片がつき、学校を後にするスージーの笑顔で終了。あのスマイルが俺は不気味だ。
アルジェント独特のスタイリッシュな作風は見応えがある。と同時にグチャドロ破綻ホラーのルチオ・フルチも好きだったりするが。
近所のTSUTAYAに一つもアルジェント作品が無いのが激しく不満。
コメント一覧
これって・・・
これってそんなに怖いんですか!?見たことないんですけど・・・
>由紀さん
コメントありがとうございます。
子供の頃は結構ビビりましたが、今となっては大した事ないですね。
直接的に「怖い」というより、感覚的に「怖そう」といった感じでしょうか。特に冒頭15分が勝負です。
由紀さんに耐性があれば是非見てほしい作品ですね。
子供の頃は結構ビビりましたが、今となっては大した事ないですね。
直接的に「怖い」というより、感覚的に「怖そう」といった感じでしょうか。特に冒頭15分が勝負です。
由紀さんに耐性があれば是非見てほしい作品ですね。
コメントの投稿
トラックバック
http://ooops.blog83.fc2.com/tb.php/189-c0434be5




