洋楽・洋画・本のレビュー。色々手を出してます。

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Michel Gondry

DIRECTORS LABEL ミシェル・ゴンドリー BEST SELECTION
ドリーミー度 ★★★★★
監督別の映像集「Directors Label」の一つ、ミシェル・ゴンドリー。
ミュージック・ビデオに興味がない方も、まずは見ていただきたい。
1.カイリー・ミノーグ「Come Into My World
2.ケミカル・ブラザーズ「Let Forever Be
3.ダフト・パンク「Around The World

どうだろう、驚かない人はいないんじゃないだろうか。
1はパリの街を歩くカイリーやバックの人々が一周ごとに増えていく。一人目に2人目・3人目の行動が重なる、曲の反復性を生かした作品。
2は70年代・80年代のビデオ・エフェクト風の映像(万華鏡のような効果など)を意識したカラフルなビデオ。増殖するダンサー、ドラマー達はCGではなく全て本物。
3はダンサーを曲のパートごとに分け(ギターは骸骨、シンセはディスコ・ガールなど)、それぞれが独特のリズムと動きで円を描きながら踊り続ける。

ミシェルは世界中の映像作家からの尊敬も多大で、CMやMV以外にも「ヒューマン・ネイチュア」(2001)、「エターナル・サンシャイン」(2004)、「恋愛睡眠のすすめ」(2006)など長編映画も手掛けている。
だがやはり彼の才能を堪能できるのは素晴らしいMVの数々だろう。
特徴としては、夢の中のような不思議な世界観(ベック「Deadweight」、ビョーク「Bachelorette」スミロフのCM「Smarienberg」)と幾何学的に練られたシュールな映像(上記「Let Forever Be」、ホワイト・ストライプス「The Hardest Button To Button」)、ドラム好きな彼ならではのリズム感(上記「Around The World」、ケミカル・ブラザーズ「Star Guitar」←お気に入り)などが挙げられる。
明らかにサム・ライミの「死霊のはらわた」を連想させるフー・ファイターズ「Everlong」や、本物のレゴ・ブロックを使い2ヶ月かけて完成させたホワイト・ストライプス「Fell In Love With A Girl」(DVDジャケットのもの)なんかはコアな魅力全開。
多彩なアイディアはもちろん、想像の世界でしか成立しないような事をアナログ感覚で作り上げてしまうのだから恐れ入る。ビョークの信頼も厚いってものだ。

ショート・フィルム「One Day」はその下らなさが素敵な一本。ミシェルが突如現れた彼の排泄物に「パパ」と呼ばれつきまとわれる。
「僕を殺そうとしただろ!人殺し!前は流す前に僕を見たのに」「昔はそうでも今は見ないよ」
→「僕を認知するなら起訴はしない」「分かったよ」
→抱き合う二人。
こういう子供のような想像力を持ち続けるミシェルが大好きだ。

Directors Label 特典ディスク

DIRECTORS LABEL スペシャル・トリプル・パック (初回限定生産)
映像クリエーター達によるMV集「Directors Label」。
未だ第1弾(画像)は入手していないが、4枚セットの第2弾に付いていた特典ディスクをようやく見た。

収録内容は第1弾クリエーターの新作紹介など。
●スパイク・ジョーンズ
子供たちの無邪気な狂気とLet's Dancing!なヤー・ヤー・ヤーズ「Y Control」(アンカット・ヴァージョン)
犬、猫、ライオン、クマ、サルなどアニマルベイビーとひたすら戯れるウィーザー「Island in the Sun
タイトルそのまま、「Invisible Board」‐Girl Skateboards作品「Yeah Right!」より抜粋(共同監督:リック・ハワード)
●ミシェル・ゴンドリー
ホームレスの生活をコミカル&ユーモラスに描いたザ・ウィローズ「I Wonder
とりあえずわけわからんOssamuch! - Kishu&Co. (オリジナル・ショート・フィルム)
●クリス+スパイク+ミシェル
Directors Label 第1シリーズ発売記念 Q&Aセッション in L.A.
ゲスト:ジャック・ブラック
司会:タイ・エヴァンス(Yeah Right!監督)

クリス・カニンガムはあまり好きじゃないが、スパイクとミシェルのは欲しいな。
いくつか視聴可能な特集記事(MovieWalkerより)

Stephane Sednaoui

DIRECTORS LABEL ステファン・セドゥナウィ BEST SELECTION
デジデジ度 ★★★★★
監督別のMV集「Directors Label」、4つ目はステファン・セドゥナウィ。
これは…4枚の中で一番好きじゃない。
とにかくやたらとカットが多い。しかもハイスピードでカットを繋ぐので落ち着かない。
許せる範囲だったのはアラニス・モリセット「Ironic」、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Scar Tissue」、トリッキー「Hell Is Around The Corner」、ユッスー・ンドゥール&ネナ・チェリー「Seven Seconds」ぐらいか。
あとはディゾルブとか、映像を歪ませたりCGも多用しているようで、弄るのが大好きなのだろうか。
鮮やかな色使いや映像技術は理解できるが、はっきり言って気持ち悪いんだよ(特にミルウェイズのMV)。ゴチャゴチャやりやがって。
多分感性が合わないんだろうな、と一応弁明しておく。
正気ですか?と問いたくなるような強烈なイメージが多く、音楽が映像に負けている気がする。
いいと思ったのはビョークの「Big Time Sensuality」と、ダイナミックすぎて笑えるレッチリの「Give It Away」。
特典のショート・フィルム「Acqua Natasa」も静と動が混在していて不思議な魅力がある。美人モデルがほとんどヌード状態なのを差し置いてもね。

紀伊國屋書店 Forest Plus
Directors Label 4+1枚スペシャル・パックを半額セール中。税込9450円。

Anton Corbijn

DIRECTORS LABEL アントン・コービン BEST SELECTION
世界観ある度 ★★★★★
監督別のMV集「Directors Label」、3本目は写真家としても有名なアントン・コービン。
ミステリアスかつシュールな映像は結構好みだ。
舞台劇のようでもあり、短編映画的でもあり、空想の世界のようでもある。
敬虔なプロテスタントとしてオランダで育ったためか、宗教的・神話的なイメージが多数あり、独特の世界観を作り出していて印象的。
Depeche Modeのビデオが5つも収録されているが、曲だけでなくバンド自体にも明確なイメージを打ち出している。
84年のプロパガンダ「Dr. Mabuse」から05年のザ・キラーズ「All These Things That I've Done」まで全26本のMVとインタビューなどの特典を収録。
エコー&ザ・バニーメン、デペッシュ・モード、ジョイ・ディヴィジョン、ジョニ・ミッチェルwithピーター・ガブリエル、U2、ニルヴァーナ、メタリカ、マーキュリー・レヴなど。
個人的に「Liar」でのヘンリー・ロリンズの暑苦しい熱演には主演男優賞を贈りたい。

紀伊國屋書店 Forest Plus
Directors Label 4+1枚スペシャル・パックを半額セール中。税込9450円。

Mark Romanek

DIRECTORS LABEL マーク・ロマネック BEST SELECTION
奇想天外度 ★★★★★
Directors Label、2本目はマーク・ロマネック。
発想力がすごい。アイディアの泉って感じだ。パワフルで、セクシーで、意味不明。
きっとこの人の頭の中ではヘンテコなイメージたちが仲良くダンスでもしてるんだろうな。
かと思えばJohnny Cashの「Hurt」のような次第に胸に迫ってくる作品もあり、侮れない。
好きなMVはLinkin Park「Faint」、Madonna「Rain」、Lenny Kravitz「Are You Gonna Go My Way」。
NINの「Closer」について、「セラピストなしには見れない」とかロビン・ウィリアムスが語っていたが、まさにその通り。
頭痛に耐えてよく頑張った、感動は無理だ。

紀伊國屋書店 Forest Plus
Directors Label 4+1枚スペシャル・パックを半額セール中。税込9450円。

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Author:Oops!

23、趣味に生きてるフリーター
現在、多忙につきユルユル更新

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ロック・ポップス中心に浅く広く
[洋画]
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ミステリーとか海外の名作とか

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