太陽の首都

つぶやき以上レビュー以下な雑感サイトです
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禁断の惑星 

禁断の惑星【ワイド版】
元祖度 ★★★★★
あらすじ:西暦2200年、アダムス機長率いる宇宙船C-57-Dは移民団の捜索のため、惑星アルテア4に着陸した。そこは謎の怪物に襲われ、モービアス博士と娘のアルティラだけが生き残っていた。

1954年に製作されたSF映画の古典的作品。
製作当時の評価はイマイチだったようだが、現在は名作として名高い。
本作が普通の娯楽SFと一線を画しているのは、人間心理に重点を置いた点だろう。
それを象徴するのが「イドの怪物」だ。イドとはフロイト理論において無意識層の中心機能を指し、感情や欲求・衝動を自我に伝える機能を持つらしい。
つまり無意識の産物=潜在意識って事か。
「エゴは身を滅ぼす」という一種の教訓が、高度な文明を持ったクレール人と研究を続ける博士を通して描かれている。
心にある悪の部分を姿の見えない怪物に置き換える事で、SFというジャンルの中に上手く収めている。
特殊な環境で産まれたアルティラの設定をもう少し掘り下げてほしかったが。

二人の人間しかいない惑星になぜか虎や鹿がいたり、衣装のセンスが微妙に悪かったり、ロボットのロビーが着ぐるみっぽかったりと、今見るとレトロスペイシーな感じだが俺は好きだな。
宇宙船&研究施設の構造や戦闘シーンのSFXも充分見られるクオリティーだし、CGでゴリ押しな現代のSFより味があって良い。

アダムス役のレスリー・ニールセン、初期はこの作品や「ポセイドン・アドベンチャー」の船長(出番は少ないが)のようにシリアスな二枚目が多かったのに、この後ドタバタコメディー「裸の銃を持つ男」で見事にハッチャケたな。
アルティラ役のアン・フランシスのしなやかな美しさはボテッとしたロビーとは対照的で、二人のやり取りはヴィジュアル的にも面白い。

なお、ロビーの愛らしいルックスは「宇宙家族ロビンソン」(「ロスト・イン・スペース」)のフライデーや、「スター・ウォーズ」のR2-D2のデザインに影響を与えた…が、個人的にもっとビックリな事実が。
それはDVDの特典に入っていたこの作品の劇場予告。
「衝撃の」とか「かつてない体験」とかいう宣伝文句が宇宙の彼方に遠ざかっていくのだが、その演出が「スター・ウォーズ」の冒頭(「これまでのあらすじ」みたいな部分)と全く同じだった。
ダークサイドの存在といいパク…いや、インスピレーションを受けたなルーカス。
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[ 2007/11/25 17:06 ] SF/その他 | TB(0) | CM(0)

ウエストワールド 

ウエストワールド
執拗度 ★★★★★
あらすじ:広大な砂漠に建てられたレジャーランド、デロス。ハイ・テクノロジーを駆使し様々な時代を体験できる巨大テーマ・パークで、制御不能になったロボットたちが人々を襲い始める。

米人気ドラマ「ER緊急救命室」の脚本・製作総指揮や、「ジュラシック・パーク」などのSF小説で知られるマイケル・クライトン自ら監督・脚本を手掛けたSFサスペンス(1973)。
開拓時代の西部アメリカ、中世ヨーロッパ、古代ローマを模した3つのセクションを客に体験させ人気を集める巨大レジャーランド「デロス」が舞台。
建物や衣装・生活が忠実に再現され、人間そっくりに作られたロボットが闊歩する各エリアで、訪問客は安全の保証された疑似体験を満喫する…はずだった。

「ジュラシック・パーク」と同じく、テクノロジーに依存する人間の驕りをテーマにしている。
今見るとやはり古臭さは否めないが、当時のSFとしては新鮮だったんじゃないだろうか。
ただ作品のテーマ以上にインパクトがあるのは、名優ユル・ブリンナーが出演している事。西部劇の雰囲気を味わえるエリアのガンマン役ロボットで、なんと「荒野の七人」と同じコスチュームで登場している。このパロディはかなり嬉しい。
ブリンナーは存在感の薄い主人公の前に現れ決闘を申し込むが、ロボットは人間を殺せないシステムになっているので主人公にあっさり撃たれる。
乱闘や暴動はイベントの一環としてコントロール・ルームで操作され、倒れたロボットたちは夜中スタッフが回収して修理し、また戻される。日の出の時間になると定位置についたロボットが一斉に動き出す。昼間は活気に溢れているが、あくまで仮想現実という事を強調する印象的なシーンだ。

西部劇エリアをはじめ、他のエリアでも運び込まれるロボットの数が増えている事に気づいた技術チームは客の安全に不安を覚え始める。
そしてロボットの蛇が客に噛み付き怪我をさせたのを知り、施設の運営を中止しようとするが既に遅く、制御不能になったロボットたちが次々と暴れだす。
主人公を黙々と追いかけるブリンナーの不気味な存在感は抜群。
硫酸をかけられても焼かれてもなかなか倒れず、ちょっとメカメカしい動きでどこまでも追ってくる。この執拗さ、確実に「ターミネーター」に影響を与えてるな。

だが全体的に作りがやや粗い。
まず、タイトル通り西部劇エリアが物語のメインではあるが、他のエリアの描き方が足りないのでバランスが悪い。
全てのロボットがいきなり殺人に走るというのも無理がある。ロボットが人間に悪意を抱きそうな伏線を前もって入れておけばもう少し説得力が出たんじゃないだろうか。
さらに、人間以外の生物は全てロボットのはずなのに馬は違うというのが突っ込みどころ。本物だと明示されてはいないが、ロボットだったら逃げる主人公を乗せて走ってはくれないよなぁ…
シリアスに進行するストーリーでは、こういった小さなシミが気になると一気に冷めてしまう。
演出はまずますだがダレるシーンもあり、終盤でどうにか持ち直した感じ。
ヒロインがいないので華もなく、ユル・ブリンナーが一人で頑張ってます!な作品だった。
[ 2007/11/06 23:51 ] SF/その他 | TB(0) | CM(0)

世界に衝撃を与えた日(13) 空の惨劇~ヒンデンブルグ号とチャレンジャー号 

BBC 世界に衝撃を与えた日―13―~空の惨劇~ヒンデンブルグ号とチャレンジャー号~
予定外度 ★★★★★
先日、空を見上げたら飛行船が飛んでいた。
久しぶりだ。最後に見たのは何年前だろう?
子供の頃は結構飛んでいるのを見た気がする。ゆっくりと空中遊泳する姿を見て「空飛ぶ鯨みたいだ。気持ちよさそうに泳いでるなぁ」なんて憧れたものだ。
そういえば昔、「ヒンデンブルグ」というスカイ・パニック映画があった。そのモデルとなったのがドイツ・ツェッペリン社の豪華飛行客船、ヒンデンブルグ号だ。
タイタニック号とほぼ同じ大きさを誇り、船体には鉤十字が描かれナチスの権威を象徴している。
洋楽好きの方はツェッペリンと聞いてイギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンを想像するだろう。彼らの1stアルバム「Led Zeppelin I」のジャケットにはヒンデンブルグ号が描かれている。
ただし飛行している姿ではなく、墜落している姿だ。
1937年5月6日、ヒンデンブルグ号はアメリカで爆発・炎上事故を起こした。

このDVDはイギリス・BBCが製作したドキュメンタリー番組を収録したもの。
「世界に衝撃を与えた日」というタイトルどおり世界的な事件を取りあげたシリーズで、今作ではヒンデンブルグ号爆発事故と、1986年1月28日に起きたスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故を扱っている。
実際の映像も使ってはいるものの、事件の関係者にスポットを当てた再現ドラマになっているので厳密にはドキュメンタリーではないな。インタビューが無いのも痛い。
もちろん事故自体には偽りはないが、ある一面から見た事実という気がする。
片方25分というのも物足りなさを感じるし、正直言ってイマイチな出来だ。
シリーズは多数出ているので要所だけを押さえるには手軽かもしれないが、あくまで教科書レベル。

そもそも俺は映画の「ヒンデンブルグ」を見たかったんだけどな。古いので見つからず、予定外にこのDVDを借りてしまった。
[ 2007/09/25 23:52 ] SF/その他 | TB(0) | CM(0)

トランスフォーマー 

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
映像技術度 ★★★★★
あらすじ:冴えない高校生サムは父親から車を買ってもらうが、ある日その車がロボットに変身するのを見てしまう。一方、米軍は謎のロボットに基地を襲撃され危機に陥る。

トランスフォーマーとは、1980年代に日米で発売され大ヒットしたタカラ(現在はタカラトミー)の変形ロボット玩具。
一時はガンダムを越えるほどのセールスを記録し、日米合作のアニメシリーズも人気を博した。
コンボイ(オプティマス・プライム)率いる正義のサイバトロン(オートボット)対、メガトロン率いる悪のデストロン(ディセプティコン)というロボット生命体の闘いを描いている(カッコ内は米版表記)。
俺が中学の時に見たのはトランスフォーマーの中でも「ビーストウォーズ」という、動物からロボットに変身する3DCGアニメのシリーズだった。
コンボイがゴリラで、メガトロンがティラノサウルスだったかな。
一応両軍の戦いがメインだが、この作品は声優によるアドリブギャグがすごかった。ロボットバトルというよりアドリブバトルと言ってもいいぐらいで、毎週面白かったな。

今回はシリーズ初の実写映画だが、期待以上の出来だった。
マイケル・ベイとスティーヴン・スピルバーグがタッグを組んだSF超大作。
最大の見どころはやはりILM(ジョージ・ルーカス設立)による、ものすごいVFXだろう。おそらく現在のCG技術では最高レベル。
近年は質感が無く、いかにもCGくさいCGばかり乱発し飽き飽きしていたが、久々に興奮した。
CDプレーヤーや戦闘機といったあらゆる機械が一瞬でロボットへと変形し、一体どこまでが本物でどこからCGに変わるのか分からない。
さらに変身後も重量のある質感、金属ボディーに映る反射なども超リアルに処理され、ロボット達が勢ぞろいするとCGだと忘れてしまうほど。とにかくすごい。

映画のテーマが「侵略と共存」という事で、前半は米軍基地が突然襲撃され、正体の分からない敵を探るため頭脳グループがデータ解析に取り組むなど現実的な対応を描きつつ、緊張感も含んでいる。
一方で、主人公サムとクラスメイトの美女ミカエラが接近する様子はコミカルなシーンも入れ、テンポ良く見せる。
ミカエラがエンストした車から去ろうとすると、引き止めるようにサムのカーステレオがPlayerの「Baby Come Back」を流したり、サムの家の庭にオートボッツがこっそり大集合したりと結構オチャメなロボット達が笑える。

次第に実態が明らかになり、待ってましたのロボットバトルで前半のシリアスな緊張感がゼロになってしまうのが残念だが、大迫力の映像は見応え充分。
多種多様な車や戦闘機が米軍も巻き込み市街戦を繰り広げる。
メイキングでは街を再現した巨大セットを実際にあちこちで爆発させ、建物を破壊し車も吹っ飛ぶ撮影現場を見る事が出来る。

興業収入も3億ドル超え間近の大ヒットとなっており既に続編も決定している。
ただ父が「ロボットが喋った時点でガッカリした」と言っていたように、子供向けアニメが原作だと知らずに見ると拍子抜けするかもしれない。
[ 2007/08/11 20:32 ] SF/その他 | TB(0) | CM(0)

デューン 砂の惑星 

デューン/砂の惑星 劇場公開版<ニュープリント・スクイーズ>
映像>物語度 ★★★★★
あらすじ:「デューン」と呼ばれる砂漠の惑星アラキスを舞台に、宇宙を支配する力を持つスパイスをめぐる勢力争いが起こる。

フランク・ハーバートによるSF長編小説の映画化。1984年公開。
全6作もの壮大なシリーズを映像化するのは相当困難だったらしく、「エル・トポ」のアレハンドロ・ホドロフスキーほか多くの監督が挫折した末、デヴィッド・リンチが監督を努めた。
が、リンチ自身認めているように描ききれてない感たっぷり。
原作は読んでいないが人物・背景などの描写が明らかにカットされ、代わりにナレーションでなんとなく説明。それでも不十分。
1シーンごとにいつの間にか展開が進んでいるので、何がどうなったのかいまいち分からない。
結果だけ言えば「争いの果てに主人公(救世主)が宇宙に自由と平和を取り戻しました」という超簡単なストーリーなんだが、争いの部分をはしょりすぎでつまらない作品になってしまった。

しかしその反面、映像的には目を見張るものがある。
不気味でグロテスクなキャラクター、中世の建築美を思わせる大掛かりなセットと質感、じめっとした画面などリンチお得意のダークな世界観が発揮されていて見応えあり。
巨大サンドワームのSFXはいまひとつだったが、戦闘時のシールドはポリゴンのようで面白い。
この映画を見る価値はビジュアル面にあると言ってもいいな。
あとはまぁダークなスター・ウォーズって感じか。

主演はこれがデビュー作となるカイル・マクラクラン。ほか、The Policeのスティングも出演している。
エンド・クレジットでTOTOの美しい曲を聞きながら「この映画ワケワカラン」と脱力した。
[ 2007/07/19 15:25 ] SF/その他 | TB(0) | CM(0)
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