太陽の首都

つぶやき以上レビュー以下な雑感サイトです
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午前十時の映画祭 

よってらっしゃい見てらっしゃい。
映画の黄金時代(1950~70年)を中心に、毎週一本、一年かけて洋画の名作50本をリバイバル上映する企画、それが「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」だ。
単発でのリバイバルは結構あるが、これほど多数の作品を継続的なイベントとして開催するのは今までありそうでなかった。
しかも「一度はスクリーンで見たい」「もう一度スクリーンで見たい」と思わせる名作揃い。
こんな夢のような企画なのに、なぜかあまり知られていない気がするので微力ながら宣伝しておこう。

まずこの映画祭の内容だが、冒頭に書いたように、1950年~70年代を中心とする外国の傑作娯楽映画50本を選んで全国25の映画館で1年間に渡り連続上映するというもの。
開催期間は2010年2月6日(土)~2011年1月21日(金)。既にはりきって開催中だ。
さらにこの映画祭の特徴として、どの作品も毎朝10時に開映。いちいち調べなくてもいいので非常に助かる。しかも劇場・作品によっては午後からの追加上映もある。
料金は大人1,000円 学生・子供500円(全劇場一律)。特別企画にもかかわらずなんとお得なことか。
上映を実施する劇場はTOHOシネマズ系の全国25ヶ所。どの映画をいつやるか、というのは各劇場で違うので注意。
そして肝心の作品だが、一般投票と特別選定委員の投票を参考に、作品選定委員会で決定した以下の50作だ。

「明日に向って撃て!」「アパートの鍵貸します 」「アマデウス」「雨に唄えば」「アラビアのロレンス」
「ある日どこかで 」「ウエスト・サイド物語」 「裏窓」「映画に愛をこめて アメリカの夜」「エデンの東」
「お熱いのがお好き」「男と女」「カサブランカ」「クレイマー、クレイマー」「刑事ジョン・ブック/目撃者」
「激突!」「ゴッドファーザー」「ショウほど素敵な商売はない」「ショーシャンクの空に」「十二人の怒れる男」
「スタンド・バイ・ミー」「スティング」「戦場にかける橋」「太陽がいっぱい」「第三の男」
「大脱走」「チャップリンの独裁者」「追憶」「鉄道員 」「天井桟敷の人々」
「眺めのいい部屋」「2001年宇宙の旅」「ニュー・シネマ・パラダイス」「バベットの晩餐会」「薔薇の名前」
「パピヨン」「羊たちの沈黙」「昼下りの情事」「フィールド・オブ・ドリームス」「フォロー・ミー」
「ブリット」「ベン・ハー」「北北西に進路を取れ」「ミクロの決死圏」「ライトスタッフ」
「ライムライト」「レインマン」「ローマの休日」「ロミオとジュリエット」「ワイルドバンチ」

う~ん、見た事はなくともタイトルは知っている作品ばかり。目移りするぜ。
嬉しい事に、当時はモノクロだったものも今回はほとんどがカラーで上映される。
しかもこの映画祭のためにマスターネガから新たにプリントしたフィルムを使用するらしく、画質に関しても心配無用。
――というわけで俺も「ショーシャンクの空に」と「スタンド・バイ・ミー」を見てきた。
この2作と「2001年宇宙の旅」は人生におけるベスト3の映画なんだが…素晴らしいなやっぱり。念願の大画面で見る事が出来て感動もひとしおだった。わりと年配の夫婦が多く、大人がゆったり楽しむイベントな雰囲気。
「サウンド・オブ・ミュージック」と「オーメン」もやってくれたら俺的にBINGOだったんだが、他にも見たい作品目白押しで楽しみだ。「ベン・ハー」とか…ゴクリ。
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[ 2010/05/16 22:02 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)

ラン・ローラ・ラン 

ラン・ローラ・ラン [DVD]
リプレイ度 ★★★★★
あらすじ:ドイツ、ベルリン。裏金の運び屋である恋人マニから一本の電話が。「ローラ、助けてくれ! ボスの10万マルクを失くした。12時までに金を作らないと殺される…」。残り時間は20分、金を工面するためローラは走り出す。

ドイツ発、疾走するラブ・ストーリー(1998)。確か大学の時にドイツ語の授業でチラッと見たな。
この作品の魅力は3つ。フィルム、アニメ、モノクロ、画面分割、巻き戻しなど色々な手法を取り入れた撮影と、3パターンからなる構成、そしてシーンを盛り上げる音楽だ。
ストーリーは恋人を助けるためにローラが奔走するという平凡なものだが、彼女が街中ですれ違ったり出会う人々の運命をも左右するのが面白い。
そしてタイトル通りとにかく走る!
前をしっかりと見据え、両腕を大きく振って駆け抜けるローラの姿は非常にダイナミック。そこに流れるテクノ・ミュージックが疾走感を更に加速させる。

父親から金を借りるはずが拒否され失意のままマニと再会するローラ。マニは銀行強盗をやらかし、手に入れた大金を持って逃げ出す二人。だが警察に包囲され一発の銃弾がローラの体を貫く…
え、バッド・エンド?と思いきや、なんとローラの根性(?)でやり直し。電話が鳴るところから再スタートする。
一回目の反省を踏まえてローラの行動が変化し、同時に周囲の人間にも前回とは違う人生が待ち受ける。
「この人はこの後こうなりましてね…」というのをスナップ写真の連続によって表現しているのがクールだ。

ハッピー・エンドは想像つくが、ローラとマニの突飛な行動によって飽きさせない展開になっている。
二人だけだとただのがむしゃら物語になってしまうところを、カオス理論をうまく取り入れる事で様々な人間を巻き込んだ壮大な自己中絵巻として仕上がった。
色々突っ込みたいところもあるが、弾けたテンションにまぁいいかと思えてくる。
約80分と時間も短くテンポが良いので、見た後は爽快感を味わえるはず。
[ 2009/03/18 08:19 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)

アンダーカヴァー 

We Own the Night [Import]
寂寥度  ★★★★★
あらすじ:1988年、ニューヨーク。奔放な生活を送っていたボビーは、マネージャーを務めるナイトクラブが警察の麻薬捜査を受け、自らも逮捕されてしまう。復讐を企てるロシアンマフィアの標的にされたのは警察官であるボビーの兄だった…

ホアキン・フェニックスとマーク・ウォールバーグが「裏切り者」のジェームズ・グレイ監督と再びタッグを組んだ犯罪アクション・ドラマ(2007)。
先月公開されていたのでなんとなく見に行ってみたらなかなか良かった。
タイトルの「アンダーカヴァー」は潜入捜査という意味だがこれは邦題。原題は「We Own The Night(夜は我らのもの)」で、ニューヨーク市警察Street Crime Unit(2002年解散)のモットーに因んでいる。
ストーリーは、家族に背を向け生きてきた主人公が、兄の銃撃をきっかけにロシアンマフィアに復讐を誓う…という割とよくある話。
放蕩な生活から一転、兄を撃たれた事で取り戻す家族の絆と復讐心、追い詰められる恐怖、恋人とのすれ違いなどをホアキン・フェニックスが確かな演技力で見せている。
ドラマ性が強いがスリリングなシーンも見どころで、一つ目は麻薬工場への潜入時。
アンダーグラウンドに繋がる不安を表す暗闇を進み、刺すような空気のなか正体がバレかけた時の緊迫感といったら…!
もう一つは土砂降りの中のカーチェイスと銃撃戦。
周りが見えず音も聞こえず、予期せぬ恐怖と焦りに襲われる迫力の演出が見事だ。このシーンは視覚効果で雨を降らせたそうだがかなりリアル。やるなデジタル・ドメイン。
最後にボビーがそのまま警官になるのは微妙だが(復讐を果たしたら必要ない気がする)、失ったものへのやりきれなさと「愛してる」という台詞の下に流れる寂しさは何とも言えない。
全体的に低温で抑えた空気ながらピリリとした緊張感のある渋い作品だ。でも「ディパーテッド」のように潜入捜査をメインに据えた内容ではないのでこの邦題はやや違和感。

恋人役のエヴァ・メンデス、父親役のロバート・デュヴァルも良いが、やはりホアキン・フェニックスの演技が光る。好きな俳優の一人だったのにもう引退とは残念だ。ちなみに兄役のマーク・ウォールバーグはあまり上手くない…と思う。
[ 2009/02/13 11:12 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)

嵐が丘 

嵐が丘 [DVD]
女心と…度 ★★★★★
あらすじ:「嵐が丘」という屋敷の当主に拾われたジプシーの少年ヒースクリフは、当主の娘キャシーと将来を誓い合う。だが成長したキャシーは上流社会への憧れを抱くようになり、リントン家の息子エドガーに求婚される。

エミリー・ブロンテが1847年に発表した小説の映画化(1939)。
監督は「ローマの休日」「ベン・ハー」などで有名なウィリアム・ワイラーで、ローレンス・オリヴィエのハリウッド第一作でもある。
この長編小説はこれまで何度も映画化されており、本作はその中で最も古く、評価も高い。
主役二人の性格がやや大人しかったり、キャシーの娘やヒースクリフの息子などの存在がカットされていたりと原作とは異なる点もあるようだが、俺は原作を読んでいないのでよく分からない。
(正確に言うと小学生の頃読んだ記憶があるが内容はほとんど覚えていない)
たしか原作はヒースクリフの復讐劇だったと思うが、この映画は純愛に昇華しているのが印象的だ。

二人の愛憎劇はなんとも複雑で、見ていてかなりもどかしい。
一途に思い続けるヒースクリフと、見栄と本音の間で揺れ続けるキャシー。
ヒースクリフには子供時代の二人の誓いこそが真実だと語るくせに、良家の息子エドガーに誘われればOKしたり…どっちやねん。
前半の山場は、エドガーからプロポーズされたキャシーが心の迷いを女中のエレンに指摘されるシーン。話を聞き家を飛び出したヒースクリフを追って、豪雨の中思い出の場所で泣き崩れる姿が痛々しい。

そして数年後。
キャシーに振り回されぎみだった前半に代わって後半はヒースクリフのターン。
まずは、エドガーと結婚し円満な家庭を築いていたキャシーの前に突如現れ全然心のこもってない祝辞を投げつける。
そして昔から自分を散々虐げてきたキャシーの兄ヒンドリーには、荒れ果てた嵐が丘を買収する事で報復。
さらにはキャシーの気を引くために、愛してもいないエドガーの妹イザベラと結婚する。
これらをサラリと紳士の振舞いでこなしてしまうあたり恐ろしい。キャシーへの情熱以外はとんでもなく心の冷えた男だ。
なかなか埋まらない二人の距離はラストでようやくゼロになるのだが、ああいう切なく感動的なシーンに仕上げた事で上品にまとまったな。
ペニストン岩を二人の愛のモチーフにしたのも秀逸だし、映像がモノクロなのがかえって嵐が丘に吹き荒れる感情の渦を引き立てていると思う。
愛憎ドロドロ系は苦手な部類だが、クラシックな佇まいのお陰で何とか見れた。「愛の嵐」は無理だ。
[ 2009/01/20 18:24 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)

苺とチョコレート 

苺とチョコレート
ひたむき度 ★★★★★
あらすじ:恋人に結婚されてしまい、しょげながらひとりチョコレートアイスを食べていた共産主義者の大学生ダビドは、そこでイチゴのアイスを食べるゲイの芸術家ディエゴと知り合う。はじめはディエゴを嫌悪していたダビドだったが、次第に彼のピュアな人間性に惹かれていく…。

ベルリン映画祭で審査員特別賞を受賞し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされたキューバ映画(1993)。
80年代のハバナが舞台になっており、人種や主義・嗜好を超えて二人の人間の友情を描いている。
同性愛に厳しいキューバにおいて、ゲイというだけで疑惑の目で見られ、自分の主張も堂々と言えない事に鬱憤を募らせているディエゴ。
一方、共産主義に燃えつつも昔の彼女への未練が断ち切れず、憂鬱な日々を過ごしているダビド。
そんな二人が偶然出会い、ぶつかり合いながらも次第に絆で結ばれていく様子がごく自然に描かれていて引き込まれた。
飄々としていてつかみ所がなさそうだが情熱的なディエゴと、純粋な反面視野の狭いダビドというタイプの全く違う二人の会話が面白い。
中でも物語の大部分を占めるディエゴのアパートのシーンではディエゴ=先生、ダビド=生徒のような関係が出来上がり、ダビドは自分の書いた小説を指南してもらったりキューバの偉人たちについての話を聞いて学んだりと人間的に成長していくのがよく分かる。

そして俺が一番魅力的だと思ったのはディエゴという人間だ。
言動はオネエっぽいが芸術に対する情熱は本物で、ティータイムにはマリア・カラスの歌声に浸ったり、冷蔵庫にロッコと名付けたりと自分の世界を持っている。
彼の理解者である女性との信頼関係も温かく描かれていて、ユーモアと皮肉の入り混じった彼の言葉は胸を打つものがある。
だからこそ余計に、自分らしく人間らしくひたむきに生きていこうと思っても偏見を持たれるディエゴがやりきれない。
最後、ダビドに本音を打ち明け本当の意味で分かり合う二人の姿は切ないが爽やかな余韻をもたらす。いいなこういうの。
キューバ映画は初めて見たが、これは純粋に人間同士の心の交流を温かく描いた良作。
シンプルで押し付けがましくないところがいい。
キューバで苺は女性、チョコレートは男性を表すというタイトルもビタースウィートな内容にぴったりで印象的だ。
[ 2008/11/23 17:39 ] ドラマ | TB(0) | CM(0)
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